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1774:戦犯裁判:中華民国管轄・広東裁判:第1号法廷/情報員逮捕処刑事件
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    戦犯裁判中華民国管轄広東裁判

     

    第1号法廷/情報員逮捕処刑事件


    起訴理由概要:汕頭兵団配属憲兵として昭和20年7月汕頭市内に潜入しありし中国第168師派遣汕頭情報所主任郭偉傑等11名を検挙し兵団長に捜査報告の結果処刑命令により終戦を知りつつ8月16日不法に処刑せり。
    執行者は、補助憲兵山崎軍曹
    松永は憲兵隊長としての責任、吉川は処刑実施者、黒木は取調官、両名とも不在証明成立せるも吉川は松本不在間の隊長代理の責任。

     

    23軍汕頭地区憲兵隊・松永平司憲兵大尉・三重:46/6/13判決死刑>47/7/14確認無罪
    ・吉川悟保憲兵曹長・神奈川・県立相模原農蚕学校卒・農業・32歳:46/6/13判決死刑>47/11/28確認>48/2/4銃殺
    ・黒木正司憲兵軍曹・宮崎:46/6/13判決死刑>47/7/14確認>47/11/25再確認無罪



    遺 書
    敗戦の今日、当然の秋が到来せりと思ひあり。十余年間皇国に捧げし身命何等惜しむ処なし。唯現在に至る迄何等孝養の道を尽くさざりしを悔ゆ。今に至りては兄弟に依頼し孝養を全からしむるより道なきなり。世上の急変は予想せる処なるも世界に誇る家族制度は飽く迄も固守し、忠孝養育の泉たらしめ、以て来るべき大難に処せられたし。故郷上溝を離れる事十余年一日たりとも上溝を忘れず。勿論親兄弟妹を忘れし事なし。即ち今日迄一族の前衛として先輩の築きたる上溝の名誉のため奮闘しある所以なり。祖国再興愈々其苦難大を加へ有る時、一族一致団結以て益々奮闘あらん事を願ひてやまず。

    遺 詠
    益荒男の道に二つはなかりけり
    散りて護国の花となるらん

    敵を撃ち神となりたる己が身は
    天地に恥ぢぬ大丈夫の道

    冬時雨ふりしく中を我が友は
    ひかれゆきたりかへりみもせず

    一発にはたと斃れし我が友を
    歓声上げて敵人は見る


    絶 筆
    2月4日午後4時愈々覚悟して居りました日が参りました。決して日本人としては恥ぢぬ態度で逝きます。皆々様と一家の繁栄を祈りつつ行きます。

     

    【2014.09.07 Sunday 06:30】 author :
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      【2019.04.06 Saturday 06:30】 author : スポンサードリンク
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