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1758:戦犯裁判:中華民国管轄・漢口裁判:伊庭治保陸軍大尉ケース
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    戦犯裁判中華民国管轄漢口裁判

     

    第16号法廷/湖南省衡山付近焼殺姦掠事件


    起訴理由概要:湖南省衡山付近警備中逮捕せる敵営長を師団司令部に送致せるも、その後営長は逃亡し、停戦後、湖南省政府科長に就任、伊庭大尉を焼殺姦掠の罪名を以て舌剣(告訴)且つ40名の証人連署す。

    起訴理由概要2:昭和二十年旧暦三月より日本投降まで第一渡河材料中隊長として衡山萱州市の警備隊長を兼任していたが同年旧暦四月七日■■■■等七名を殺害して、その屍体を湘江河畔に放棄し、次で三百八・九十名に及ぶ良民を相次で殺害し、亦同日兵五十余名を高坪嶺に派して家屋五十余棟を焼き、娘■■■■等十四名を強姦後殺害し、強姦後殺害されざる者七十五名に達せり。更に朱陽、衡山、□縣、安仁等において、七・八回にわたり米四万石、牛豚三十余頭その他衣類等三十二隻相当を掠奪し、更に同年四月一月譚泳秋を逮捕拘禁して死刑に処せんとして抗戦智識分子の消滅を図った。

     

    第16師団第1渡河材料中隊・第20軍司令部付

    庭伊治保(仮名)陸軍大尉・滋賀・県立栗太農学校卒・元官吏・29歳:46/11/9死刑判決 1947/1/27確認銃殺執行

     

    腹注:湖南省衡山地区の警備隊長であった当時、逮捕・司令部送致した敵営長が、戦後に報復しただけの事件である。焼殺姦掠事件と言いながら、大尉の単独犯行とでも言うのか警備隊の部下は誰一人起訴されていないのは、チナ裁判の常套起訴だw。

     

     

    遺書
     

     昭和の男子として此の世に出で青年将校として軍装勇ましく郷党家門を後に歓呼の声に送られ,東亜建設を双肩に支那大陸に突進し功空しく遂に戦犯逮捕の身となり憐れ漢口の土と化さん悲しさよ。
    回顧せば数々の作戦に参加,敵の熾烈なる弾雨制空旺盛なる敵機轟炸の裡,悪天候自由ならざる地形及瘴癘の地を克く克服し,且つ教へ且つ戦ふ主義に徹しその功水泡に帰したりといへども何ら恥ぢるものに非ず。然れども「国敗れて山河なし」我同胞戦友は立派なる国家の干城として靖国の社頭に鎮護せられ万人の神と仰がる。嗚呼悲しき哉。吾長命なるを悲しむ。
    散る桜 残る桜も 散る桜
    咲いた花は散り作られたものが壊れる様に生ある者は死ぬ。人間として死生一如の道を悟り,何故愛憎好悪を持たねば成らぬのか。人此の世において物理的事象の新陳代謝を追って推移するのみ。死即ち生命なり。人生永遠の休息である。戦陣訓に「悠久にして自然の大義に生きよ」。実に敗戦の真実なること是に直面して国家の為小我を殺し大我に向ふ。之即ち人間の道なりと悟り得。
    独房の散る桜には未練なし
    清き真心神のみぞ知る

    兄様 弟は病死とのこと,兄両人様は如何ですか。色々と書きましたがあれ以来未練たらしく一度大陸に出た以上死は覚悟,笑って死にます。ご両親様には重々お身体を大切に。私の事は御安心下さい。日本男子として汚名はとらぬ。皆様に宜しく。要用まで。

    【2014.09.04 Thursday 23:00】 author :
    | B級裁判 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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      【2019.07.19 Friday 23:00】 author : スポンサードリンク
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