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    【2017.08.23 Wednesday 】 author : スポンサードリンク
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    175:アメリカ/ 西部軍無裁判事件
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       戦犯裁判アメリカ管轄・横浜裁判


      #288/西部軍無裁判事件

       1945/5以降に西部軍司令部(福岡城)に留置されていた搭乗員俘虜41名を、3回に亘り無裁判で殺害した。
       
       
      1945/6/20・高等女学校事件

       1945/6/19の福岡空襲に対する報復として、6/20西部軍司令部隣の福岡市立高等女学校校庭で俘虜8名を斬首した。
       西部軍俘虜管理参謀・佐藤吉直大佐、法務部長・伊藤章信少将らの許可により実行されたと言われているが、発案者は不明。
       指揮・和光勇精法務大尉が2名、池田金芳准尉が2名、大西保見習士官が1名、冬至堅太郎主計大尉が3名を斬首している。


      1945/8/10・油山事件

       広島・長崎の原爆に対する報復ともいわれるが、福岡市南部・油山山麓の火葬場近くで、俘虜8名を惨殺した。
       射手園達夫少佐参謀・指揮、西部軍参謀次長・友森清晴大佐らが立ち会い、和光勇精大尉、吉田寛二中尉、大野峰弘少尉、乙須徳美中尉、楢崎正彦少尉らが処刑。
       野田英彦見習士官と山本福一少尉は、ゲリラ戦想定で空手による殺害を試行したが、不能の為軍刀で殺害。
       楢崎正彦少尉は、1名を袈裟がけで斬殺した。
       最後に、大槻隆見習士官が弓矢による殺害を1名に試行、その後に大野峰弘少尉が斬首した。
       
       
      1945/8/15・第2次油山事件
       
       「玉音放送」後に証拠隠滅の為、生存俘虜17名を油山で斬首した。
       佐藤吉直大佐、楠本留之助少佐らの指揮で、中山博二大尉、橋山登憲兵中尉、赤嶺輝雄中尉、毎田一郎中尉、窪山秀人軍曹、土山徳蔵曹長、猪上光繁軍曹、松木末勝軍曹、長岡政治伍長が斬首した。
       
       
      戦犯裁判 1948/10/11〜12/29

      西部軍司令官・横山勇中将・指揮 無期懲役(病死)
      参謀長・稲田正純中将・指揮 無期懲役
      法務部長・伊藤章信少将・指揮 無期懲役
      参謀次長・友森清晴大佐・指揮 無期懲役
      俘虜管理参謀・佐藤吉直大佐・指揮 無期懲役
      参謀・薬丸勝哉中佐 無期懲役
      参謀・射手園達夫少佐・指揮 無期懲役
      楠本留之助少佐・指揮 懲役40年
      参謀次長・福島久作少将 懲役15年
      参謀・龝田弘志大佐 無罪
      参謀・神猪一郎中佐 無罪


      冬至堅太郎主計大尉・斬首 死刑
      和光勇精法務大尉・斬首 無期懲役
      中山博二大尉・斬首 無期懲役
      毎田一郎中尉・斬首 無期懲役
      楢崎正彦少尉・斬首袈裟がけ 無期懲役
      赤嶺輝雄中尉・斬首 無期懲役
      橋山登憲兵中尉・斬首 無期懲役
      大槻隆見習士官・弓矢 懲役30年
      山本福一少尉・空手 懲役30年
      吉田寛二法務中尉・斬首 懲役30年
      大野峰弘法務少尉・斬首 懲役30年
      乙須徳美中尉・斬首 懲役30年
      加来孝信少尉 懲役25年
      野田英彦見習士官・空手 懲役25年
      山上均見習士官 懲役25年
      池田金芳准尉・斬首 懲役20年
      土山徳蔵曹長・斬首 懲役20年
      窪山秀人軍曹・斬首 懲役20年
      松木末勝軍曹・斬首 懲役20年
      大西保見習士官・斬首 懲役20年(再審10年)
      猪上光繁軍曹・斬首 懲役10年
      長岡政治伍長・斬首 懲役10年
      相原嘉十郎大尉 懲役5年
      雪野孔士大尉 無罪
      村田定由中尉 無罪
      中村実少尉 無罪
      西部軍司令部・江夏徳次憲兵少佐 無罪


       断末魔の日本軍の行為だが、判決をみると発令者が死刑を免れている事と共に、受命者を含め無期懲役の重罪が多い。
       これは、幹部連中の「自分は知らなかった。部下が勝手にやった。」という証言説を裏付けていると思われる。
       
       米軍進駐前に斬首処分した米兵の遺体を掘り返し、火葬・墓地に葬り花を供えるなどが行われた例があるが、これは隠蔽工作というより慰藉行為とも言え、卑怯と決め付けられない。
       
       一方本件の場合は、ヒロシマ移送で原爆死・東京移送中乗機撃墜死と隠蔽工作をしている。
       「無差別爆撃に対する復仇である」と、公然と法戦を挑み、部下を庇った指揮官に比して、ホント卑劣な奴らだよ。
       日本軍の幹部には、こんな奴らが少なくなかったから、下級将兵や民間人に戦犯に問われた例が多いんだね。

       尚、空手や弓矢使用は、執行者の独断というより、本土決戦における害敵手段のテストなんだろうから、参謀の発案かも・・・しかし不要な苦痛を与える惨殺として、非難は当然だろう。
       ただ、執行者の心情としては、無差別爆撃被害者や本土決戦を思うと、同情すべき点はある。
      【2011.06.16 Thursday 19:49】 author :
      | B級裁判 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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        【2017.08.23 Wednesday 19:49】 author : スポンサードリンク
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